カラベル 6回目の車検 [T3]
我が家にやってきて10年、6回目の車検をとりました。
今回は半年ほど前に気が付いた燃料タンク内のサビ汚れに悩まされまして、1回で合格をもらえなく、陸運支局へ2回通うことになりました。
いつもと違い、費用まとめは後にします。
テスター屋で一式確認した後に、ライン検査に臨みます。
1回目のライン検査前のメーター。普通に動いてました。
この後、アイドリングしたまま待っていたら、なんだかエンジンの振動がいつもと違う。
段々とスムーズに回転しなくなっていき、止めたらダメかと思い、そのまま検査へ。
外観検査は無事終了。
ヘッドライトのバルブを明るいものに交換していて、テスター屋では色で指摘受けるかもと言われていましたが、何も言われずそのままライン検査へ。
最初の排ガス測定でNG。
段々とスムーズに回転しなくなっていたので、これは今日はダメだと思いました。
1200ppm以下が合格です。
ダメもとで、再調整してチャレンジする手もあったが、何度か様子を確認してダメと判断。
限定車検証をもらって帰ることにしました。
調子が悪くなっているので、潔くレッカーを呼ぶ。
自宅車庫へ搬入。
プラグを確認したら、真っ黒。
ちゃんと燃焼してないですね。
日をあらためて、調子が悪くなった根本に手を入れます。
まずは燃料を抜きます。
燃料タンク下します。
残ったガソリンを受けたら、こんなサビ汚れ。
タンク内を覗いたら酷い。給油口の入り口から。
燃料計のセンダーユニットの取り付け口から。
タンクのサビ汚れ落としの定番を使いました。
作業後はだいぶ落ちました。1日(一晩)かかってます。
給油口から。
センダーユニットの取り付け口から。
この機会に燃料ラインを一新します。
燃料ホース。
旧い方に長さを合わせてカット。
エンジンルームへの中継も交換。右の外した方は樹脂製。
交換する左のものはアルミ製で耐久性アップ。
燃料プレッシャーレギュレーターも交換します。
中から酷いサビ汚れ。2個もフィルター通ってるのに、こんなに通ってるのは驚き。
新しくします。
インジェクターはざっと汚れを落としました。
(これだけではだめなことが、後日判明します。)
一度も交換していない燃料ポンプもこの機会に交換します。
旧いものはタブ端子で信頼性に疑問がある。
新しいポンプは丸端子のため、圧着します。
燃料ポンプといっしょに、フィルターも前後とも交換しました。
燃料タンクを戻し、ガソリン注入。
ここまでやって始動テストしたら、普通にエンジンかかりました。
限定車検証は2週間限定なので、この状態で2度目の検査へ向かいます。
予約必要無しなので、朝一にライン検査へ。
しかし、今度はCOがNG。
テスター屋へ向かい、何とか3.5%以下になるよう調整。
(調子が良ければ1%程度になるので、まだダメなところがあった)
再調整後に再度ライン検査。
無事合格もらえました。
帰宅の途中、再調整後はパワーが出ない、スムーズに回らない、アイドリングで振動が多い、など、やはり不調なので、再度点検することに。
交換していないインジェクターに絞り、燃料の噴射状態を確認したところ、1本がほぼ燃料が出てこない。
燃料が出たところもばらつきが激しく、噴射状態も悪い。
エアブローしたり、クリーナーを入れて洗浄、エアブローを繰り返しましたが、状態は改善せず、新品交換することにしました。バランスを考慮し、4本とも一新です。
新旧比較
交換後は、調子良く回りました。妙な振動が消えました。
念のため、CO調整を。
COセンサーの出力をテスターで電圧確認。
最後に、費用まとめ。
検査登録印紙 400円
自動車審査証紙 1,800円
自賠責保険 20,010円
自動車重量税(1.5t以上2.0t未満) 50,400円
テスター屋で検査調整一式 4,400円
レッカー代 24,820円は任意保険会社のロードサービスで無料に。
2回目(後日あらためて)のライン検査時に
自動車審査証紙 1,700円
テスター屋にてCO測定、調整 1,320円
合計 80,030円
交換した部品代は・・・ざっと10万円ぐらいでしょうか。
事前に安く調達していた物もありますので、通常よりははるかに安価です。
普通に車屋さんに車検を依頼したら、法定費用合わせて40万円オーバーでしょうね。
最近、T3の人気が上がって、異常に高騰しているようですが、調子良く維持するにはそれなりの覚悟が必要、と言えます。私は自分で面倒見ているので何とかなってますが、30年を軽く越えた年数経ってる車両ですので、何が起きても不思議ではありません。
今回は、タンクを新品交換してしまえばなお安心でしたが、次回のメンテ時にということで、予定にいれておきます。
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